
スタジオジブリの名作アニメ『火垂るの墓』が2024年9月にNetflixで全世界190か国以上へ向けて初配信され、多くの海外ユーザーに衝撃と感動を与えました。
国内ではすでに「泣ける映画」として有名な本作ですが、海外では“想像を超えた感情体験”として高く評価されており、SNSやレビューサイトでも反響が続いています。
こちらの記事ではSNSや、様々な映画評価サイト等をもとに海外の反応をしらべてみました。
※これらの内容はあくまで個人の見解や感想をまとめたものであり、学術的なもの、公式の見解ということではありませんのでご承知おきください。
『火垂るの墓』の配信状況や実話なのか調べてみた記事はこちら👇
『火垂るの墓』が海外で話題を呼んでいる理由とは?
スタジオジブリ作品が2024年、海外Netflixで初めて正式に配信開始されたことは大きな話題となりました。
『火垂るの墓』は、戦争をテーマにしたアニメ映画としての完成度の高さから、英語圏はもちろん、スペイン語圏、韓国、東南アジアなど世界各国で高い評価を集めています。
特にSNSやレビューサイトでは、「これはアニメではなく、文学作品だ」というような声があがるほどの深い感動を呼び、数多くの感想が投稿されました。
💬 『火垂るの墓』SNS・レビューでの具体的な反応とは…?
実際にX(旧Twitter)上には、次のような声が上がっています。
Grave of the Fireflies is one of the most devastating films ever made. Animated, but more real than most live-action.
pic.twitter.com/5G9TU7EwNz https://t.co/NyiXQ87nY4— cinesthetic. (@TheCinesthetic) June 10, 2025
👉「『火垂るの墓』は史上最も心をえぐる映画のひとつ。アニメなのに、多くの実写映画よりもリアルだった。」
Grave of the Fireflies is now on Netflix and very tempted to rewatch even though the last time I seen it I cried so hard that I almost threw up x pic.twitter.com/wH3PYOCKKe
— keaton (@keatonwhite_) September 18, 2024
👉「Netflixで『火垂るの墓』が配信開始。もう一度観たいけど、前回は涙が止まらず、吐きそうになるほどだった。それほど心に響いた作品。」
このように、「感情が追いつかない」「予想以上にリアルだった」といった声が非常に多く見られました。『火垂るの墓』は単なる”泣けるアニメ”を超えた、心に刺さる戦争映画として強く記憶されているようですね。
『火垂るの墓』に対する海外の反応をもっと知りたい方は、映画レビューサイト「Letterboxd(レターボックスド)」もおすすめです。
海外の映画ファンたちが自由にレビューや感想を投稿しており、リアルな“観た人の声”をそのまま読むことができます。
『火垂るの墓』のページでは、
-
「号泣した」
-
「心がえぐられた…」
などの声が多く寄せられています。気になる方はぜひこちらを確認してみてくださいね。
世界からも高く評価される『火垂るの墓』|レビューサイトのスコアは?
『火垂るの墓』は、日本だけでなく海外でも非常に高い評価を受けており、前述の「Letterboxd(レターボックスド)」をはじめ、様々な有名レビューサイトで高スコアを記録しています。
- Rotten Tomatoes:100%(Tomatometer)
👉https://www.rottentomatoes.com/m/grave_of_the_fireflies
レビューでは満点の評価を獲得しており、スタジオジブリ作品の中でも突出した存在となっています。
ただの“泣ける映画”ではなく、芸術作品としての価値が認められてるようですね。
- IMDb:7.7 / 10(1988年版)
👉https://www.imdb.com/title/tt2531252/
世界中の一般視聴者がレビューを投稿するIMDbでも、7点台後半という高評価を維持しています。アニメ映画の中でもかなり上位に位置する数字で、ジャンルや国を問わず支持されていることがうかがえます。
これらのスコアからも、『火垂るの墓』はジャンルを超えた名作映画として受け止められていることがわかりますね。
海外が驚いた“文化の違い”と『火垂るの墓』の評価とは?
『火垂るの墓』を観た海外の視聴者の多くは、ストーリー展開だけでなく、日本文化との価値観の違いに大きな衝撃を受けたようです。
- 「なぜ兄妹は助けを求めなかったのか?」
- 「大人たちはなぜ何もしなかったのか?」
こうした疑問は、ただのストーリー展開への驚きではなく、日本特有の文化や価値観に触れた“カルチャーショック”の表れとも言えます。
海外掲示板「Reddit」でも、こうした視点からの議論が活発に行われており、例えば、「セイタが助けを求めなかった背景には、日本に根付く“恥の文化(honor-shame culture)”があるのでは」という意見が注目されていました。
※ こうした意見は、海外掲示板Redditに投稿された個人の感想・見解によるものですが、日本文化に対する率直なリアクションとして多くの共感を集めていました。
あくまで、個人の感想や見解であり、学術的または公式な見解ではありませんのでご注意ください。
他にも、「助けを求めることが“弱さ”と見なされ、自立を重んじる価値観が強く働いていたのでは」という分析や、「当時の社会では誰もが余裕を失っていて、他人に構うことができなかった」といった見解も見られます。
このように、『火垂るの墓』は海外でも単なる“泣けるアニメ”としてではなく、日本の文化・歴史・社会構造を学ぶきっかけとなる作品として高く評価されています。
異なる文化背景を持つ海外の人たちだからこそ見える「違和感」なども、作品の深さを物語る大きな要素になっているようですね。
参考スレッドはこちら👇
Reddit:「Grave of the Fireflies – regarding the intended message of the film [Spoilers]」
Reddit:「Memories are never just memories: Grave of the Fireflies」
まとめ:『火垂るの墓』は「泣ける映画」を超えた“記憶の作品”
- 海外Netflix配信で世界中に拡散
- アニメでありながら、実写以上にリアルと感じる声多数
- 日本の文化・歴史・家族観を考えるきっかけとなる
- SNSやRedditでのリアルな感想からも分かる圧倒的な影響力
『火垂るの墓』は、国や言葉を超えて心を動かす名作映画として、今なお新たな視聴者に発見され続けているのです。