東京都板橋区で毎年8月の第1土曜日に開催される「いたばし花火大会」は、都内有数の大規模花火イベントです。対岸の埼玉県戸田市と同日同時開催され、「戸田橋花火大会」とともに一体化した形で行われるのが大きな特徴。
そのため、東京都側(板橋区)と埼玉県側(戸田市)という両岸から花火を楽しめる、全国的にも珍しいスタイルが人気を集めており、東京で一番混雑する花火大会の一つとしても知られています。
この記事では、実際に訪れる人にとって気になる「混雑状況」や「穴場スポット」、「アクセス方法」など、初めての方でも迷わず楽しめるように、実用的な情報をわかりやすくまとめました。
会場へのおすすめのアクセス方法は?
いたばし花火大会の会場である荒川河川敷(板橋区側)へは、以下の駅からアクセスが可能です。最寄り駅ごとの特徴や徒歩時間も合わせて解説します。
駅名 | 徒歩時間 | 混雑状況・特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
高島平駅 (都営三田線) |
約20分 | 比較的空いているが、時間帯によっては混雑必至なので時間をずらすなど対策は必要。 | ★★★★☆ |
西台駅/蓮根駅 (都営三田線) |
約20分 | 会場に近く便利だが、来場者が集中して例年大混雑。 | ★★★☆☆ |
浮間舟渡駅 (JR埼京線) |
約20分 | アクセスは良いが、行き帰りとも非常に混雑。入場規制の可能性あり。 | ★★☆☆☆ |
成増駅+バス (東武東上線) |
バス+徒歩約15分 | バス待ちが長く、渋滞の影響も大。移動がスムーズとは限らない。 | ★★☆☆☆ |
① 都営三田線「高島平駅」「西台駅」「蓮根駅」
会場の最寄駅として広く使われており、徒歩圏内(約20〜25分)でアクセス可能。中でも「高島平駅」は比較的混雑が緩やかとされる駅ですが、花火大会当日は時間帯によってかなりの混雑となります。
特に18時以降は駅から会場への導線が人の波で詰まりやすくなるため、16時前後の到着がおすすめです。
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「西台駅」「蓮根駅」は打ち上げエリアにやや近いため観覧には便利だが人が集中しやすい。
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帰りはどの駅も混雑するため、早めの移動または遠回りルートが有効。
都営三田線西台駅のスタンプの図案もいたばし花火大会の絵になっています。
でも、会場に向かうなら高島平駅の方が比較的空いていて穴場かも!#駅スタンプ #いたばし花火大会 pic.twitter.com/OoV03C189M— めぐみ(こやぎ百貨店)💌 (@tana_megu) August 3, 2019
② JR埼京線「浮間舟渡駅」
池袋・新宿方面からアクセスしやすく人気の駅。会場まで徒歩約20分。
利用者数が非常に多く、行きも帰りも混雑が激しい駅のひとつです。
特に大会終了後(20:30以降)は駅への入場制限がかかる可能性が高く、長時間待つ覚悟が必要です。
- 帰路の混雑を避けるには、時間をずらす or 遠回りするなどの工夫が必要。
いたばし花火大会無事終了🎆
一時間二十分だったけど中弛みすることなく華麗で綺麗でした🎆
来て良かった😭
しかし帰りの浮間舟渡駅は凄まじい人💦
私、無事に家に帰れるかしら😅 pic.twitter.com/LiwdRnuIrs— ひろみ (@kcokhrm19800424) August 3, 2024
③ 東武東上線「成増駅」+国際興業バス
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所要時間:バス約10分+徒歩15分
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特徴:バス乗り場は毎年大混雑。夕方以降は30分以上待つこともあり、加えて道路渋滞による遅延の可能性も…
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成増ルートを選ぶ場合は、“スムーズに行けるとは限らない”ことを前提に、時間と気持ちに余裕を持つ必要ありですね。例えば下記のような対策をしておくと安心です。
- 15時台までに移動を開始
→ 混雑を避け、スムーズに会場入りできる。 - ICカードを事前にチャージ
→ 乗降をスムーズにしてストレス軽減。
- 15時台までに移動を開始
いたばし花火大会始まったみたいで音だけ聞こえる🎇
成増駅前バス待ち列がすごかったからめっちゃ混んでそう。
私は柔道団体見ないとだから行かない…! pic.twitter.com/nCre5hPywD— マナフィ (@Manafy1031) August 3, 2024
最寄り駅から会場までの移動の注意点
どの駅を利用する場合でも、花火大会当日は交通規制や人の流れを考慮して通常よりも時間がかかることを前提に行動しましょう。
例年、最寄駅から会場までの道には誘導スタッフが配置されており、順路に従って歩く必要があります。
特に18時以降は駅周辺がかなりの混雑となり、徒歩20分の距離が倍以上の時間に感じることも。可能であれば16時頃までには現地入りしておくのがベストです。
いたばし花火大会の混雑状況と回避法は?
「いたばし花火大会」は、例年50万人以上が来場する都内屈指の人気イベントです。華やかな花火とアクセスの良さから、東京で最も混雑する花火大会のひとつとして知られています。
その分、当日の駅や会場周辺は大変な混雑が予想され、特にピーク時間帯は身動きが取れないほどになることも…
快適に花火を楽しむには、“混雑の時間帯を避ける”という視点が非常に重要です。
ここでは、リアルな混雑状況とともに、スムーズに行動するための混雑回避テクニックを分かりやすくご紹介します。
混雑時間のピークは?
🎇 行きの混雑状況(アクセスピーク)
いたばし花火大会当日は、17時を過ぎると最寄駅周辺や会場までの道が混雑し始め、18時を超える頃には人の流れが一気に加速します。特に、西台駅・浮間舟渡駅の改札前では長蛇の列になることも珍しくありません。
駅の改札を出るだけで10分以上かかるケースもあるため、ストレスなく会場入りするには、16時前の到着がおすすめです。
早めに到着すれば、比較的良い観覧スポットを確保できるうえに、熱中症対策やトイレの確認など、余裕を持った行動ができます。
🚉 帰りの混雑状況(ピークは20:30〜)
花火大会が終了する20:30以降は、最も混雑が激化する時間帯です。特に「浮間舟渡駅」や「西台駅」では、駅構内への入場規制がかかる場合があり、列が数百メートルに及ぶことも。
小さなお子様連れやご年配の方には、体力的にかなり厳しい時間帯です。
人の流れとタイミングを見ながら、帰りは時間をずらす、もしくは駅を変えることが賢明です。
混雑回避のポイントは?
1. 戸田市側(埼玉県側)の観覧エリアを利用する
いたばし花火大会は、荒川を挟んで「戸田橋花火大会」との合同開催。そのため、埼玉県戸田市側の河川敷からも花火を観覧することが可能です。
東京都側と比べて観客がやや少なく、トイレや座るスペースにも余裕があるため、混雑を避けたい方には特におすすめ。
このルートは、早めに到着して良いポジションを確保しやすいのもポイントです。
2.16時までの早め到着で混雑を回避&好ポジション確保
最も混雑が激しくなるのは17時以降。特に駅の改札や会場入口は人の流れが集中し、20〜30分以上足止めされるケースも。
スムーズに入場してベストな観覧スポットを確保するには、16時までの到着が鉄則です。
夕方以降に焦って移動するより、早めに到着して飲み物や食事、トイレの場所などを確認する余裕を持つ方が圧倒的に快適ですよ。
3. 帰路は「高島平駅」や「北赤羽駅」まで徒歩で回避
花火大会終了直後の20:30〜21:30は、最寄駅が大混雑しやすい時間帯。
特に「浮間舟渡駅」や「西台駅」では、入場規制や改札待ちの列が長蛇になる可能性があります。
そんなときは、少し歩いて「高島平駅」や「北赤羽駅」まで移動するのが非常に有効。
会場からはやや距離がありますが、その分混雑が分散されており、比較的スムーズに帰宅できる“穴場駅”です。
早めに現地に到着し、帰りは駅を変えて混雑を避ける。これが混雑回避の王道です。
4. 周辺のカフェやコンビニで“時間調整”
混雑のピークである大会終了直後は、無理に動かず一息入れるのも立派な戦略。
会場周辺には、コンビニやカフェ、ファストフード店が点在しており、アイスコーヒーや軽食を楽しみながら人波が落ち着くのを待つのもおすすめです。
特に、21時以降になると駅の混雑が緩和されはじめる傾向があるため、あえて「遅めの帰宅」を選ぶことで、移動のストレスを大幅に減らすことができます。
いたばし花火大会 穴場スポット4選
人混みを避けて、ゆったり花火を楽しみたい方、有料観覧席のチケットが入手できなかったという方へ…
いたばし花火大会は人気イベントだけに混雑は避けられませんが、少し工夫すれば、快適に観覧できる“穴場スポット”は確かに存在します。
ここでは、2025年に注目すべき観覧場所を4つ厳選してご紹介します。
※これらは「いたばし花火大会」の花火を見るための場所ではありませんのでそれぞれの場所のルールに従って観覧してください。
スポット名 | おすすめな人 | 特徴 | 最寄駅・アクセス |
---|---|---|---|
荒川戸田橋緑地(野草広場) | 家族連れ・カップル・ピクニック派 | 芝生でレジャーシートが広げやすい。人混みが比較的少なめ。 | 都営三田線「高島平駅」から徒歩約15分 |
戸田公園駅周辺の河川敷(埼玉側) | 混雑を避けたい人・写真好き | 花火全体を正面から見渡せる視界。スペースに余裕あり。 | JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩約15〜20分 |
浮間公園 | 小さなお子様連れ・静かに過ごしたい人 | 遊具やベンチがあり、緑も多く落ち着いた雰囲気。遠景で花火を楽しみたい人向け。 | JR埼京線「浮間舟渡駅」から徒歩すぐ |
イオンスタイル板橋前野町店 屋上駐車場 | 地元民・買い物ついでの観覧 | 過去に屋上から観覧できた実績あり。※要事前確認。 | 東武東上線「ときわ台駅」から徒歩約20分(バスも可) |
① 荒川戸田橋緑地(野草広場エリア)|東京都側のファミリー向け穴場
都営三田線「高島平駅」から徒歩15分ほどに位置するこのエリアは、会場のメインスポットからやや距離があるものの、混雑が比較的ゆるやかで、家族連れやカップルに人気のスポットです。
芝生エリアが広がっており、ピクニック気分でレジャーシートを広げながら花火を楽しめるのが魅力。
撮影会を戸田橋・いたばし花火大会で行いました!
天気も良く風も適度にあったので撮影するにはとてもいい条件でした。
.#いたばし花火大会 #戸田橋花火大会 #photography #shagilog 場所: 荒川戸田橋緑地(荒川河川敷) https://t.co/In0J69UPq3— 明治大学写真技術研究部 (@shagilog) August 3, 2019
② 戸田公園駅周辺の河川敷|埼玉側からゆったり全景を望む
都内の混雑を避けたい方におすすめなのが、埼玉県側(戸田市)の河川敷エリアです。
そしていたばし花火大会見てきました(*^o^*)♡
めっちゃ!めっちゃ綺麗でした…!いたばしの本気を見ました…!
戸田公園からでもすごく近かったです◡̈♥︎これは来年も行きたい…✨— 花井さくら (@La_fleur1206) August 6, 2016
JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩15〜20分とアクセスも良好で、荒川を挟んだ向こう岸から花火全体を見渡せるのが最大の魅力。
東京都側に比べると人の密度が低く、スペースの確保がしやすい上に、トイレやゴミ箱の設置も整っているため、リピーターも多いスポットです。
③ 浮間公園
浮間舟渡駅すぐの好立地で、お子様連れのご家族やベビーカー利用の方でも安心して過ごせるスポットです。
いたばし花火大会のクライマックス🎆
駅前の浮間公園でみてました☺️✨ pic.twitter.com/5WaGVcxhoU— OGGMarine(まりね)🍍 (@OGG_ZIP) August 4, 2024
打ち上げ会場からは少し距離があるため、迫力よりも「ゆったりと花火を楽しみたい人」向けの穴場といえます。
④ イオンスタイル板橋前野町店の特設会場|買い物ついでに観覧可能な“知る人ぞ知る”スポット
過去に観覧スポットとして話題になったのが、「イオンスタイル板橋前野町店」の屋上駐車場。
屋上からは建物に邪魔されずに花火が見える年もあり、買い物ついでに花火を観るという“地元ならではのスタイル”が可能な珍しいスポットです。
ただし、2025年の屋上観覧が可能かどうかは店舗によって判断が異なるため、必ず事前に確認が必要になりますね。
イオンの屋上から、いたばし花火大会🎆
最高だった😍 pic.twitter.com/6AsOvJs8Um— せっかち村のカチ子 (@kachico017sun) August 3, 2024
まとめ:いたばし花火大会を満喫するコツ
「いたばし花火大会 混雑回避」や「いたばし花火大会 穴場スポット」といったキーワードで情報を探している方に向けて、本記事では現地で役立つ実践的なポイントをまとめてご紹介しました。
人出の多い大規模イベントでも、ちょっとした工夫やタイミングの見極めだけで、混雑を避けて快適に花火を楽しむことができます。
カップルでロマンチックに、家族でワイワイと、ひとりでゆったりと──。
どんなスタイルでも満喫できる、夏の思い出に残る夜空の芸術を、ぜひ最高の形で体感してください。