【コミケ/コミティア/デザフェス】違いは何? 比較して調べてみた!

「コミケ」とは、コミックマーケットの略で、毎年東京ビッグサイトで開催される世界最大規模の同人誌即売会として知られる祭典ですが、それと似たようなイベントで「コミティア」や「デザフェス」というイベントもありますよね。

それぞれ名前は聞いたことがありますが、具体的にどう違うのかよく知らないなんて人も多いのではないでしょうか…?

こちらの記事では、コミケ、コミティア、デザフェスについて様々な観点から違いをまとめてみました!

どれに参加しよう…と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

コミケ、コミティア、デザフェス 取り扱われている商品の違いは…?

コミケ、コミティア、デザフェスの最大の違いは取り扱っているものの違いとなっています。

簡単にまとめると、コミケとコミティアは漫画がメイン、デザフェスはグッズがメインとなっていますね。

また、ジャンル的にもコミケやコミティアでは、アニメ・漫画・ゲームなどのオタク文化を取り入れ作品を取り扱い、デザフェスはより自由な感じで、芸術的なアート作品からファンシーな作品まで様々なジャンルのオリジナル作品が販売されているという違いがあります。

さらに、コミケでは二次創作作品がメインで、コミティアとデザフェスでは一次作品(オリジナル作品)がメインというのも大きな違いです。

取り扱い ジャンル 二次創作 パフォーマンス
コミケ 漫画 アニメ、漫画、ゲームなど あり
  • コスプレは事前登録が必要
  • パフォーマンスは禁止
コミティア 漫画 アニメ、漫画、ゲームなど 禁止 コスプレやパフォーマンスは禁止
デザフェス グッズ 芸術的なものからファンシーなものまで様々 禁止 パフォーマンスには申請が必要

コミケ

コミケは、同人誌即売会なので基本的に漫画が取り扱われます。

ハンドメイドアクセサリなどグッズの販売もありますが、それ目当ての来場者はほとんどいないというのが現状ですね。

コミケでは二次創作物やパロディ作品の販売が可能となっており大きな割合を占めていることも特徴的です。

また、コミケといえば、高クオリティーのコスプレが楽しめるイベントということでも有名ですね。

コミティア

次に、コミティアも漫画がメインの即売会ではありますが、二次創作が禁止なので、一次創作(オリジナル作品)が取り扱われているというところがコミケとは大きく異なりますね。

ジャンル的には、コミケと同じく漫画やアニメなどオタク文化を取り入れた作品が多いです。

また、コミティアではコミケと違ってコスプレでの参加は禁止されています。

デザフェス

最後にデザフェスですが、これは上記二つに比べてオタク的な要素(アニメや漫画、ゲームなど…)が少なめのイベントで、オリジナルアートイベントという形になります。

つまり、漫画やイラストというよりもグッズ販売がメインとなったイベントです。

ジャンル的にもアニメや漫画、ゲームなどの作品がメインということではなく、かわいいキャラクターグッズや斬新なアートというようなジャンルが大半となっています。

コミケ、コミティア、デザフェス 混み具合の違いは…?

コミケ、コミティア、デザフェスはそれぞれイベント規模も参加者数も異なります。

ざっくりと、イベントの規模はコミケ>デザフェス>コミティアの順になりますが、コミケが圧倒的にでかい規模のイベントと言えます。

参加者数
コミケ 2日間でのべ26万人
コミティア 1回あたり1.5万人~2.5万人
デザフェス 2日間でのべ5万人(最大で11万人)

コミケは非常に混雑していて、会場内ではゆっくり作品をチェックする時間やスペースが限られています。事前に購入するものや見るものを決めておかないと回り切れないことが多いです。

一方で、コミティアは会場内を回りやすく、見本誌コーナーで作品をじっくり読むことができるため、当日新しい作品に出合うという機会も多くあり、コミケと比べると、読者がじっくり本を手に取って購入を検討することができるイベントになります。

デザフェスは、アジア最大規模のアートフェスタとしても知れており、2日間ともにかなりの混雑ぶりになるようです。コミケやコミティアと違い、パフォーマンスやショーなども盛んなので時間帯によっては思ったように会場内を移動できないほどの混雑になることもあるようです…

コミケ、コミティア、デザフェス 入場料やチケットの違いは…?

チケットに関しては、コミティアがすこしかわった形をとっていますね。

というのも、コミティアでは入場料の代わりにカタログ(ティアズマガジン)を購入することになり、これが当日もチケットの代わりとなります。

このカタログは当日の会場販売と、取り扱い書店での事前販売の2種類の方法で買うことができるようですね。

コミケでは、複数のチケットが販売されています。リストバンド型の参加証が午前枠と午後枠で分かれているほか、早めに入場ができるチケットなど、自分にあったチケットを選ぶことができますね。

チケットと入場料
コミケ
  • リストバンド型参加証(午前/午後):400円~1,210円
  • 更衣室先行入場チケット:3,000円
  • アーリー入場チケット:5,000円
コミティア
  • カタログ:(書店前売)1,300円/(当日販売)1,500円
デザフェス
  • 前売り券:800円
  • 当日券:1,000円

コミケ、コミティア、デザフェス 開催スケジュールや開催場所の違いは…?

開催スケジュール 開催場所
コミケ 年に2回 (8月と12月) 東京ビッグサイト
コミティア 年に4回(春、夏、秋、冬) 東京ビッグサイト
デザフェス 年に2回(5月と11月頃) 東京ビッグサイト

コミケとデザフェスは年2回、夏と冬に開催されていますが、コミティアの開催ペースは年4回と多くなっていますね。(※地方コミティアは除きます)

開催場所はすべて同じで「東京ビッグサイト」なので覚えやすいですね!

まとめ

コミケ、コミティア、デザフェスについてそれぞれの違いを調べてみました。

まず、漫画を買うなら「コミケ、コミティア」、グッズを買うなら「デザフェス」ということになりますね。

また、同じ漫画の即売会でもコミケでは二次創作やパロディ作品も取り扱われていますが、コミティアではオリジナル作品のみとなっていることにも注意が必要ですね。

混み具合はコミケが圧倒的ですね…2日間でのべ26万人もの人が訪れるビックイベントです。

チケットについては、コミケなら種類が多いことが特徴ですね。また、コミティアではカタログがチケット代わりになるということも特徴的です。

開催時期については大きな違いはありませんでしたが、コミティアは年に4回も開催しているということで、参加のチャンスが多いことがわかりました!!

これから参加してみようと持っている方は、自分のあったイベントを選んでみてくださいね。