「シングル、ダブル、トリプル…」や「ソロ、デュオ、トリオ…」のようにいろいろな数え方がありますが、「3」以降の数え方を知らないということは多いのではないでしょうか?
フィギュアスケートの「トリプルアクセル」や「漫才トリオ」など「3」に関連する言葉は良くありますが、「4回転ジャンプ」や「4人組の漫才グループ」の呼び方はあまり耳にしたことがないですよね。
こちらの記事では、トリプルの次、トリオの次、トライアングルの次とそれぞれ「4」以降の呼び方を調べてみました。
トリプルの次はクアトロ…?
→結論から言うと、トリプルの次は「 quadruple(クアドラプル)」となります。
シングル、ダブル、トリプル…はそれぞれ1倍(1重)、2倍(2重)、3倍(3重)…という意味を表します。
実際、フィギュアスケートでは4回転のジャンプのことは「4回転アクセル=クワッドアクセル」や「 4回転サルコウ=クワッドサルコウ」のように呼ばれているようですね。
よく間違われる「クアトロ」は「4、4つ、4種類」を表すイタリア語ではありますが、「4倍(4重)」という意味ではないので、シングル、ダブル、トリプル…とは種類が異なるものになります。
「クアトロ」の使用例
- 「Quattro Formaggi(クアトロ・フォルマッジ)」:4種類のチーズのピザ
- 「Messa a Quattro Voci」:4声のミサ
トリプルの次は4倍を表す quadruple(クアドラプル)、5倍を表すquintuple (クインティプル)…と下記のように続いていきます。
- 1 single(シングル)
- 2 double(ダブル)
- 3 triple/treble(トリプル)
- 4 quadruple(クアドラプル)
- 5 quintuple (クインティプル)
- 6 sextuple(セクスタプル)
- 7 septuple(セプタプル)
- 8 octuple(オクタプル)
- 9 nonuple(ノナプル)
- 10 decuple(ディカプル)
トリオの次は…?
→トリオの次は「quartet(カルテット) 」です。
ソロ、デュオ、トリオ…はそれぞれ「1重奏、2重奏、3重奏…」を意味します。
また、漫才トリオのように使う場合には「2人組、3人組…」という意味を持つこともありますね。お笑いの世界では、2人組はデュオではなく「コンビ」、3人組は「トリオ」、4人組はあまり見ませんが「カルテット」と呼びます。
トリオの次は4重奏を表すquartet (カルテット)、5重奏を表すquintet (クインテット)…と下記のように続いていきます。
- 1人 solo(ソロ)
- 2重奏 duet、duo(デュエット・デュオ)
- 3重奏 trio(トリオ)
- 4重奏 quartet (カルテット)
- 5重奏 quintet (クインテット)
- 6重奏 sextet(セクステット)
- 7重奏 septet (セプテット)
- 8重奏 octet (オクテット)
- 9重奏 nonet (ノネット)
- 10重奏 dectet (デクテット)
トライアングルの次は…?
→トライアングルの次は「quadrangle(クアドラングル)」です。
トライアングルは「三角形」を意味しますね。
トライアングルの次は四角形を意味するquadrangle(クアドラングル)、五角形を表すpentagon(ペンタゴン)、六角形を表す hexagon(ヘキサゴン)…と下記のように続いていきます。
hexagon(ヘキサゴン)といえば、以前放送されていたクイズ番組タイトルで聞き馴染みがある方も多いかもしれませんね。これは6人の解答者が六角形の各辺に座って対戦することから名づけられたそうです。
また、アメリカ国防総省 本部庁舎のことを「ペンタゴン」と呼ぶのは建物が五角形の形をしていることから来ているというの有名な話ですね。
- 3角形 triangle(トライアングル)
- 4角形 quadrangle(クアドラングル)
- 5角形 pentagon(ペンタゴン)
- 6角形 hexagon(ヘキサゴン)
- 7角形 heptagon(ヘプタゴン)
- 8角形 octagon(オクタゴン)
- 9角形 nonagon(ノナゴン)
- 10角形 decagon(ディカゴン)
まとめ
いろいろな数え方で「4」以降どう呼ぶのか調べてみました。
- 【~倍】を表すシングル、ダブル、トリプル…の次は「クアドラプル」
- 【~重奏、~人組】を表すソロ、デュオ、トリオ…の次は「カルテット」
- 【~角形】を表すトライアングル…の次は「クアドラングル」
となるようですね。
数え方によって呼び方も異なるので正しい呼び方を確認してみましょう!!