東京の夏のビッグイベントといえば、やっぱり「隅田川花火大会」。
夜空に広がる大輪の花火、川沿いのにぎわい、浴衣姿のカップルや家族連れ…。想像しただけでワクワクしますよね。

でも、それと同時に気になるのが「人、多すぎ問題」。

最寄りの浅草駅なんて、身動きが取れないほどギュウギュウで、花火を楽しむどころじゃなかった…なんて話もよく聞きます。

そこでこちらの記事では「隅田川花火大会」の混雑状況と穴場スポットについてまとめていきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

隅田川花火大会とは?

隅田川花火大会は、1733年に始まった「両国川開き」がルーツ。江戸の町民たちが疫病や飢饉の慰霊として行った灯籠流しと花火が起源と言われています。

現代では、東京の夏を代表する大規模イベントとして、毎年約100万人以上の観客が集まり、2会場あわせて約20,000発の花火が夜空を彩ります。

【基本情報】

  • 開催予定日:2025年7月26日(土)※荒天時は翌日順延なし
  • 打ち上げ時間:19:00~20:30(予定)
  • 会場:隅田川沿い(第1会場:桜橋〜言問橋/第2会場:駒形橋〜厩橋)

テレビ中継やライブ配信もあるものの、やはり現地で感じる臨場感や地鳴りのような音は格別。

ただしその感動の代償として、「人の波との戦い」が避けられないのも事実です。

しっかり対策をとれば快適に過ごすことができますのでぜひ参考にしてみてくださいね!

【混雑ピークはいつ?】時間・場所別のリアルな混雑情報

隅田川花火大会の当日は、会場周辺の主要駅が軒並み大混雑となります。

ここでは、代表的な最寄り駅の特徴と混雑の傾向、それぞれに応じた回避のポイントをご紹介します。

混雑が集中する時間帯

  • 16:00〜18:00:移動ラッシュ開始
     場所取りのピーク。駅から現地へ向かう人が増加。
  • 18:00〜19:00:通行制限が本格化
     観覧エリアや橋周辺に規制が入り、進めなくなる区間が発生。
  • 20:30以降:帰宅ラッシュが地獄モードに
     駅構内がごった返し、電車も乗車制限・大幅遅延あり。

駅別の混雑具合について

※下記混雑度は来年の口コミや情報をもとにした個人調べです。この混雑度を保証するものではありませんのでご注意ください。

駅名 混雑度 備考
浅草駅 ★★★★★ 観光地と花火客で毎年大混雑。早めの入場推奨。
本所吾妻橋駅 ★★★★☆ 会場に近く便利だが、規制で通行できない可能性あり。
両国駅 ★★★★☆ 第2会場に近く、帰りは大混乱。特に20時半〜21時半は要注意。
押上駅 ★★★☆☆ 少し離れている分、徒歩15〜20分で回避可能。

浅草駅(東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーライン)

もっとも利用者が多く、会場に最も近い人気駅であるため、夕方から夜にかけては特に混雑のピークになります。特に銀座線の浅草駅は、改札から地上に出るまでにかなりの時間がかかります…

  • 17時以降は入場規制がかかる可能性大
  • 花火終了後は階段・通路が“動かない”ほどの人出
  • 利用する場合は15時頃までに到着がおすすめ
    浅草寺や雷門観光と絡めて訪れる人も多いため、混雑は花火目的以外の人も含まれます。

本所吾妻橋駅(都営浅草線)

第1会場にやや近く、隅田川の東側から観覧する方にとって便利な駅。

ただし、花火開始前後は出入口が一時閉鎖されることもあるため注意が必要です。

  • 通行規制で目指す出口に出られないことがある
  • 浅草駅と比べたら比較的落ち着いているが、花火終了後はやはり混雑

アクセス距離は良いですが、駅周辺の導線が複雑なので現地案内板に従うことが重要ですね。

両国駅(JR総武線)

第2会場に比較的近く、穴場観覧エリアと組み合わせる人に人気の駅。

特に帰りは花火を見終えた人たちが集中し、改札待ちの行列が外まで伸びることも。

  • 20時半以降は大混雑&誘導員が規制をかけることも
  • 総武線での移動を検討している人は、花火終了直後を避けるのが吉

やや離れた距離で見られる分、行きは比較的落ち着いていますが、帰りに注意が必要です。

田原町駅(東京メトロ銀座線)

隅田川花火大会で田原町駅を利用するのは、混雑を避けたいけれど、あまり遠くまでは歩きたくない人にとって絶妙な選択肢です。

浅草駅の1駅隣に位置し、会場までは徒歩15〜20分程度。観覧スポットによってはやや歩きますが、アクセスは比較的スムーズです。

ただし、誤解のないように申し上げると、田原町駅が“空いている”わけではありません。例年、多くの人が「浅草駅を避ける代替ルート」として利用するため、駅構内や周辺道路はそれなりに混雑します

特に花火終了後は一気に人が集中し、移動しづらい時間帯が生じるため、ピーク時間帯を避けるなどの対策は必須です。

    押上駅(東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成線)

    スカイツリータウン直結の駅で、会場からはやや離れているものの徒歩圏内。混雑の回避に使える駅のひとつで、観光ついでに立ち寄る人も多いです。

    • 駅構内が広く、人の流れに余裕あり
    • 第1会場から徒歩20〜30分程度とやや距離はあるが、その分混雑はゆるやか

    押上駅を利用する場合は、事前に徒歩ルートを確認しておくと安心です。

    混雑回避のためのポイントは?

    どの駅を使う場合でもやはり時間帯には注意が必要ですね。開催直前や終了直後には「浅草駅」はほとんど動けないくらいの人だかりになるそうです…

    下記のポイントをおさえて少しでもスムーズに移動できるようにしておきましょう!

    1. 早めの時間、遅くても15時台までに現地到着を目指す
    2. 駅構内のトイレは使用困難となる可能性がかなり高いので、駅に着くよりも前に済ませておく
    3. 花火終了後30分間は動かず、カフェやベンチで待機しておく
    4. 少し歩いて離れた駅を利用する(押上や田原町など…)

    一番の混雑回避策は「早めの時間行って、遅く帰る」ことです。また、「浅草駅」は上記の中でも特に混雑しやすいので避けたほうが安心です。

    とにかく混雑のピークとずらした行動をとるのがおすすめですよ!

    中途半端な時間帯に動くと、人の波に巻き込まれやすくなりますので注意ですよ!

    【穴場スポット厳選4選】人混みを避けて楽しめる穴場スポットはある?

    穴場スポット名 特徴 こんな人におすすめ
    汐入公園(荒川区) 芝生の広場が広く、開放的。川沿いで風が心地よい。 家族連れ、カップル、広々とした場所で観覧したい人
    駒形橋 東側 視界が広く、橋下など日陰もあり快適。 ふらっと観たい人、人混みが苦手な人
    白鬚橋 付近堤防 人が少なく静か。落ち着いた雰囲気での観覧が可能。 地元民、静かに楽しみたい人、年配の方
    東京スカイツリー展望台 高所から全体が見渡せる絶景。天候にも左右されにくい。 特別な記念日、人混みを避けたい人、写真を撮りたい人

    1. 汐入公園(荒川区)

    • 特徴:広々とした芝生広場+川沿いで、視界が抜群
    • アクセス:南千住駅から徒歩約15分
    • メリット:ピクニック感覚で花火鑑賞/空が広く開放的
    • 注意点:年々人気上昇中なので「穴場スポット」といっても混雑しやすい場所。16時前には場所取りしておくのがおすすめ。

    高台からの視界も良く、お子様連れでも安心して楽しめる空間でファミリー・カップル層に根強い人気の場所です。

    2. 駒形橋の東側

    • 特徴:遮るものが少なく、橋の下は直射日光も避けられる
    • アクセス:蔵前駅から徒歩10分
    • メリット:意外と空いていて移動しやすい/雰囲気◎
    • 注意点:花火の全体像はやや見えにくい

    3. 白鬚橋付近の堤防道路

    • 特徴:地元民が好んで集う“静寂エリア”
    • アクセス:東向島駅から徒歩20分
    • メリット:喧騒から離れられる/周囲も落ち着いた雰囲気
    • 注意点:トイレ・売店はなし。飲料やお手洗いは事前準備必須。 

    4. 東京スカイツリー展望台(要チケット)

      • 特徴:上空から花火を見下ろす、非日常的な体験
      • アクセス:押上駅直結
      • メリット:混雑が少ない/絶景/雨天でも安心
      • 注意点:チケットは早期完売。事前抽選が基本。

      この時期には特別プラン付きのチケットが出ることも!

      2025年大会でも下記のように特別なチケットが購入できるようですよ!詳しくは公式サイトで確認してみてくださいね!

      まとめ

      隅田川花火大会は、とにかくスケールが大きい分、混雑も規模外れ

      でも「早めに行動する」「穴場スポットを押さえる」「帰りをずらす」――

      たったこれだけで、びっくりするほど快適になります。

      今回ご紹介した穴場スポットや駅、ちょっとしたコツを使えば、「もう二度と行きたくない」なんてことにはなりません!

      夏の夜空に咲く大輪の花火、ちゃんと自分のペースで楽しみたいですよね。混雑に振り回されず、自分らしい楽しみ方で、最高の花火体験を手に入れてください。